自主ガイドライン

1、環境の条件
1990年1月 有機スズTBTOによる網染めを中止
海流=0.5~0.8ノット (大潮時=1~1.5ノット。1ノット=1852m/時


2、漁場の立地
※愛媛県南宇和郡愛南町中玉
1:飼養密度…円形生簀 4~5kg/㎥ (総容量5,720㎥)
大型生簀 4.4kg/㎥ (総容量8,000㎥)

2:溶存酸素量…5~7ppm以上(ヨコエビや小魚も生息する)


3、環境の保全
1:飼料…宇佐独自のペプチド飼料を使用。
従来のモイストペレット・ドライペレットに比べ、消化吸収も良く、投餌量が約50% で済むために環境に対する負荷が少ない。

2:網の防腐剤…銅 (中国塗料(株)全漁連指定承認品)
自動網洗浄機を使用中 (宇佐水産開発)
ワサビを中心とした自然防腐剤を開発中 (静岡大 伊奈教授)


4、魚の健康管理
1:投餌…月13~15回 (稚魚23~25回)
2:斃死魚…潜水により即除去
3:投薬…ビタミン、ミネラル、免疫増強剤


5、魚病
宇佐の鯛は免疫力が強い為、疾患は少ないが、病性は(愛媛県魚病センター)で鑑定し、薬剤感受性試験の結果に基づいて、定められた用量を投薬。